掲載日:2022.7.15
高調波電流
現在「高調波」と言われるもののほとんどが、「電源高調波電流」を指します。「電源」と「電流」に基本周波数のn倍の周波数を持つ「高調波」がついたもので、「電源ラインに流れる高調波電流」と言い換えられます。高調波電流の測定には、どの位の高調波があるのかを単に確認するクランプ型のものもありますが、規格に沿った測定には、それなりの測定器とオペレータ、測定環境(電波暗室やシールドルームなど)などが必要となります。受託試験やレンタルなどを活用するとコスト的に有効です。商用電源に接続して使用される機器は、普通は前提として商用周波数における使用向けに作られているため、高調波が重畳された電圧波形が印加されることで思わぬ事故を招きかねないので注意が必要です。
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