掲載日:2022.7.15
防塵試験
塵埃試験とも呼ばれる防塵試験では、主に電子部品や自動車部品を塵埃中にさらし耐塵性(塵埃に対して性能低下に耐える性質)を評価します。重要なのは塵埃が厳しい環境のもと、製品の各種部品が機能するかどうか(耐塵埃性評価)です。
浮遊試験・気流試験と2つの防塵試験があります。浮遊試験では内装の床面に塵埃を置いたうえでエアーを拭き付けます。製品に塵埃が自然に降り積もるように試験槽内で塵埃を拡散させる試験です。塵埃は、JIS規格の定めに応じた6種(ポルトランドセメント)・8種(関東ローム)などで試験を行います。一方の気流試験では耐久性を評価するために、塵埃を強制的に送風機のエアーで製品へ吹き付けます。塵埃は8種(関東ローム)です。
防塵試験は専用機を用いて行いますが、塵埃が周りに散ったり、残った塵埃の後始末などが大変だったりするため、受託試験の利用をお勧めします。
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