掲載日:2020.6.2
試料を直接冷却・加熱し材料試験を効率化
エスペック/Espec スポット冷却加熱装置
試料を直接冷却・加熱し、試験を効率化するチャンバーレスシステム。
様々な計測機器や分析・解析機器、材料試験機との組合せが可能なフレキシブル性の高い装置です。
近年進みつつある携帯機器の5G(第5世代移動通信システム)化や車両の自動運転化を支える、最先端の半導体パッケージや実装基板は、データ転送量の増加や処理速度の高速化により、消費電力や発熱の増大を招くことがあります。また自動車に搭載される車載センサーなどは、機器の負荷変動・ON/OFF周期・昼夜サイクル・季節的変化など、様々な環境条件にさらされることにより、多くの熱的ストレスを受けています。そのため半導体・電子部品や先端材料における研究開発では様々な温度環境下における評価の重要性が高まっています。
スポット冷却加熱装置はホースを通じて-40℃~+180℃に温度調節した空気を噴射し、試料を冷却、加熱するチャンバーレスシステムです。
恒温空気を供給したいエリアに合わせた専用アタッチメントをご提案します。
また、様々な計測機器や分析・解析機器、材料試験機と組み合わせることが可能です。
スポット冷却加熱装置の詳細はこちらのリーフレット(PDF)をご覧ください。
紹介動画
主な特長
- ドアレス、チャンバーレスの試験の実現が可能。センサーやカメラの評価に最適。3D変位ひずみ測定システムや赤外線サーモグラフィーカメラとの組み合わせも可能。
- ワンウェイで恒温空気を供給するため、10℃/分と素早い温度変化を実現。温度移行時間短縮で温度特性評価に最適。
- 省スペース化を実現。万能試験機用恒温槽と比較し、奥行方向約3分の1(D:652㎜)までコンパクト化。