掲載日:2020.4.16
ETCの民間活用で豊かなくらし
マイクロニクス/MICRONIX DSRC路側システム ME9300
- 高速道路で使われているETCを民間に活用したシステムです。
- ETC車載器固有のWCNを読み取り、いろいろなアプリケーションに利用できます。
- ME9301FVME9300システムは、DSRCアンテナME9301/ME9301V/ME9301F/、インタフェースボックスME9302、専用I/FケーブルME9303とから構成されてます。
DSRCアンテナME9301 ラインアップ
ME9301 送信電力固定タイプ
車両に搭載されたETC車載器と通信を行い、WCNを読み取るための機器です。読み取ったWCNは、シリアル通信のRS-422Aを介してインタフェースボックスME9302へ伝送されます。また、電源はME9302から供給されます。
ME9301V 送信電力調整機能付き
ME9301は、送信電力が5mW固定タイプです。しかし、ME9301Vは0.2~1.25mW(8dB可変幅)の範囲で送信電力を変えることができます。送信電力を調整することにより、通信エリアを制限することができます。したがって、狭いエリアで隣のレーンの車載器と通信してしまうという誤作動を防止することができます。※送信電力は無線局免許申請時に確定している必要があります。
ME9301F 送信電力固定タイプ(通信距離延伸モデル)
ME9301Fは、ME9301に対して通信距離を約1.5倍伸ばしたアンテナです。例えば、ME9300システムを道路の渋滞・流量調査のために使用する場合、アンテナを道路脇に設置すると、道路上に設置する場合と比べて、アンテナと車両との距離が遠くなってしまいます。ME9301Fは通信距離を延伸し、WCN取得エリアを拡大しました。
ME9301FV 送信電力調整機能付き(通信距離延伸モデル)
ME9301Fは、送信電力が5mW固定です。ME9301FVは0.4~2.5mW(8dB可変幅)の範囲で送信電力を変化させることができます。送信電力を調整することにより、通信エリアを制限することができます。ME9301Vよりも指向性が鋭いため、特に狭いエリアで隣接レーンの車載器と通信してしまうという誤動作を減らすことができます。※送信電力は無線局免許申請時に確定している必要があります。
主な特長
DSRC路側システムME9300は、高速道路で使われているETCを利用したシステムです。
ETCの民間サービスとしてME9300が誕生しました。
車両に搭載されたETC車載器は、おのおのWCNという固有のIDを持っています。ME9300は、ETC車載器と通信を行い、ETC車載器のWCNを読み取ります。この読み取ったWCNを活用することで、以下の処理を行うアプリケーションに利用できます。
- 道路渋滞調査
- 工場入隊管理
- エリア入場車両管理
- 車両待機場管理
- レンタカー返却管理
- 商業施設来店管理
- 個人宅車庫管理
- 道路流量調査
- 道路渋滞調査
- 車両動態管理
- バス・列車運行管理
※高速道路や一般道路での道路渋滞調査等ではより遠くまで通信ができるME9301が適しており、駐車場管理や工場入退管理等の狭い場所での応用では送信電力調整機能付きのME9301Vが適しています。