掲載日:2020.2.28
1 台で⼤電流30A から微⼩電流までワイドに波形観測
日置電機/HIOKI 広帯域オシロスコープ用電流プローブ CT6710/CT6711
CT6710 CT6711
CT6710/CT6711は30A、5A、0.5A の3 レンジを搭載し、1 台で30Aの大電流から数百μ A の微小電流までワイドに波形観測を行うことができます。突入電流・微小電流・高速電流など多様な動作状態の電流波形観測に最適です。
製品の価格
- 電流プローブCT6710(周波数帯域DC ~ 50MHz):標準価格561,000 円(税別)
- 電流プローブCT6711(周波数帯域DC ~ 120MHz):標準価格638,000 円(税別)
※記録装置から電源が供給できない場合は、オプションの電源3269 が必要になります。
- 電源3269(同時接続可能本数2 本):標準価格75,000 円(税別)
2024年4月現在の価格です。
価格については、予期なく変更する場合があります。
主な特長
- 30A、5A、0.5A の3 レンジ搭載、1 台で大電流30A から微小電流までワイドに波形観測
従来製品(CT6700/CT6701)は5A のみの単レンジ仕様でしたが、新製品のCT6710/CT6711 は30A、5A、0.5A の3 レンジ仕様のため、広い測定範囲での電流波形の観測が可能です。0.5A レンジで微小電流の観測、30A レンジで突入電流の観測など、1 台で多様な動作状態の電流波形を観測できます。また、レンジの切り替えは中継ボックスのレンジキーを押すだけで簡単に行えます。
- 広い周波数帯域で電流波形の観測可能
DC(直流)からMHz 帯までの広い周波数帯域で電流波形の観測が可能です。CT6710 はDC ~50MHz、CT6711 はDC ~ 120MHz の帯域を持つため、あらゆる現場で活躍します。
- 従来製品に比べて感度10 倍、数百μ A の微小電流を鮮明に観測可能
従来製品(CT6700/CT6701)より、さらに感度を高くすることによって微小電流を鮮明に観測できるようになりました。従来製品は電流値1A に対して、出力電圧が1V という変換比率(出力レート1V/A)でした。新製品のCT6710/CT6711 は0.5A レンジの場合、出力レートが10V/A であり、感度が10 倍向上しています。従来製品は出力レートが低いため、オシロスコープ側でノイズが目立つ高感度レンジに設定しなければならず、微小電流はノイズに埋もれていました。しかし、CT6710/CT6711 は出力レートが10 倍のため、ノイズが目立たない低感度レンジで測定できます。また、トータル的にS/N 比が向上したため、オシロスコープに搭載された機能を使用することで数百μ A の微小電流の波形を鮮明に観測できるようになりました。
- ワンタッチで取り外せるBNC コネクタ
オシロスコープやメモリハイコーダへ取り付ける際、BNC コネクタを回転させる必要がなく、押し込むだけで接続できます。また、接続すると自動的にロックされるためセンサが外れる心配がありません。取り外すときもワンタッチでロックを解除できます。
「出典・引用:日置電機株式会社ホームページ」