掲載日:2020.2.25
大容量電源/大容量蓄電池などの評価に負荷をイメージ通りに再現し、よりリアルな評価を実現!
高電圧大容量多機能 直流電子負荷装置!
菊水電子工業/KIKUSUI 高電圧大容量直流電子負荷装置 PLZ-5WH2シリーズ
PLZ-5HW2シリーズは、高い信頼性と安全性を基本に設計された高電圧、多機能、大容量の直流電子負荷です。1kWのベンチモデルから単一セットで20kWの高電圧大容量モデルまで幅広くラインアップ。負荷に合わせて最適な容量を選択できます。
安定で早い応答を可能にする電流制御回路を装備し、負荷シミュレーションを高速で実施出来ます。また、電流設定は高精度化が図られ、十分な設定分解能を保有しています。ディスプレイには、カラー液晶(LCD)を採用。視認性の高い表示が可能です。LAN、USB、RS232Cの通信機能が標準装備されているので、各種検査システムへの組込みが容易です。
製品の価格
PLZ1005WH2 標準価格¥550,000
PLZ2005WH2 標準価格¥700,000
PLZ4005WH2 標準価格¥1,000,000
PLZ12005WH2 標準価格¥3,000,000
PLZ20005WH2 標準価格¥5,000,000
- 2024年7月現在の価格になります。
- 価格については、予期なく変更する場合があります。
主な特長
- 動作電圧:10V ~ 1000V(最小動作電圧1.5V)
- 1筐体20kWで超コンパクト(PLZ20005WH2)
- 並列接続:5台(最大100kW/2000A)、異モデルによる接続が可能
- 同期運転可能:複数台のPLZ-5WH2シリーズに対して、ロードオン/オフコントロールやシーケンスの実行を同期させることが可能
- シーケンス機能:USBメモリでプログラムを保存/読込可能・任意IV特性(ARB)モードを搭載
- カラー液晶ディスプレイを搭載で視認性アップ
- データロギング機能;電圧/電流/電力/経過時間/積算電流/積算電力の判定(測定値の表示、内部メモリーに記憶、USBにCSV形式で保存)
- 正弦波電流の重畳が可能(サイン機能、1Hz ~ 10kHz)
- カットオフ機能搭載:任意の電圧/経過時間/積算電流/積算電力にてロードオフ
- LAN(LXI)/USB/RS232C標準装備 ※GPIBはオプション
PLZ-5W/5WH2の外部コントロールを上手に使い分けよう
外部コントロール機能は、電子負荷装置を直接フロントパネルから操作することなく 負荷電流を制御したり、負荷電流を電圧信号として出力したり、アラームの有無を監視する事が出来る便利な機能です。特にPLCを介して複数の機器が接続されたシステムに組み込む際などに役立ちます。
そのため、PLZ-5W /5WH2 シリーズには、「EXT CONT ADD」と「EXT CONT MODE(CC)」の 2 種類の“外部コントロールを用いた CC 制御機能“ が搭載されており、それぞれ違った特徴を持っています。
例えば、高精度電流センサーの試験においては、スルーレートを設定した上で、より正確な負荷電流が求められるケースがあります。そのような時には信号源から EXT CONT MODE (CC) に電圧を印加することで EXT CONT ADD よりも高精度でスルーレートが付与された負荷電流を流すことができます。
また、直流電源やバッテリーのインピーダンス測定を行う場合は、負荷電流にサイン波状の電流を重畳させることで、直流電源やバッテリーのインピーダンスを測定するアプリケーションに利用できますが、この際はファンクションジェネレータ等からサイン波状の電圧をそれぞれの違いを理解し、EXT CONT ADD に印加して負荷電流を変動させた方が良いでしょう。
「PLZ-5WH2 Series の機能」 ~PLZ-5WH2で測定データを残そう!~
PLZ-5WH2 は電池の放電特性試験や電源装置の負荷変動試験など電池・電源の評価設備としてご利用頂いております。
電源装置の負荷変動試験や二次電池の放電特性試験では、変化のタイミングをデータ記録しております。
データロギング機能
電源装置の負荷変動試験や二次電池の放電特性試験では、変化のタイミングをデータ記録しております。
このデータロギング機能は任意のタイミングで指定回数分のデータを取得する機能になります。
データとして『電圧・電流・電力』を CSV で保存することができます。
また、設定を変更することで、積算電流 (Ah)・積算電力 (Wh) の測定・保存も可能です。
- ロギングしたデータの取得方法
① MEASURE ボタンを押す
② Acquire ボタンを押す
③ Initiate キーを押す
- CSV として入手する場合
④ 本体前面にあるUSB ポートにUSB メモリを挿す
⑤ MEASURE ボタン内にあるDate Export キーを押す
⑥ USB 名を選択し、Save As ボタンを押す
⑦ 『Untitled』として保存されます
* 注意点:USB に移行する前に電源をOFF にすると取得したデータは削除されますので、データを残すのであれば必ず電源OFF の前に実行してください。
電源の負荷が変動したタイミングだけ電圧の挙動が著しいので、TRG を立ててデータを取りたい場合や、電池の放電終了直後のデータを取りたいなど設定の工夫でお客様のご要望にお応えできる機能です!