掲載日:2019.10.31
「見れる」「触れる」「乱れない」ドアのない恒温恒湿槽
エスペックサーマルテックシステム/ESPEC ドアレス恒温恒湿槽 ノードアα
恒温恒湿槽ですが、ドアがなく高精度制御、低風量空間を実現 自由度の高い操作性を可能にしました。
人が環境試験室に入り試験をする負荷環境テストにおける身体的ストレスの軽減にもなります。
コネクター通電試験、電子天秤を入れてワーク軽量試験、テープの粘着力評価試験、ボールペン筆記試験 等様々な評価、開発試験で使用されています。
「ノードアα」の新しい活用方法のご案内
ノードアα と Webカメラやスマートフォン を組み合わせることで、温湿度をコントロールした空間を “遠隔監視する” システムが 手軽に構築できます。
【活用メリット】
- 手軽さ
カメラは恒温恒湿槽の外側、常温環境に設置が可能なため
Webカメラやスマートフォンで手軽に撮影可能
- 視認性
ドアレスなため、試験体を直接撮影可能
- 通信環境構築の新規投資は不要
既存のリモート業務環境ですぐに実用化が可能
※ Webカメラや Web商談アプリをお使いであれば、追加機材は不要です
ドアレス恒温恒湿槽:ノードアαの詳細はこちらのカタログ(PDF)をご覧ください。
主な特長
- 槽前面がフルオープン
→ ワークの観察・出し入れがしやすい
- 独自のエアカーテン技術
→ 槽内外の空気のコンタミを防止
- 身体の温湿度ストレスフリー
- 槽内はほぼ無風
生産ラインでの低高温通電試験 事例&ご提案
生産ライン上の低高温通電試験
タッチパネル式操作端末の生産ラインでの事例を紹介しています。
タッチパネル式操作端末の生産ラインにおける低高温通電試験とは
流れてくる製品をピックアップし、電源線等を接続し、恒温槽などの温湿度を制御できる装置に挿入します。
製品によって規定された試験項目(電源オンオフ、なぞり操作など)を行い、問題が無いことを確認します。
異なる温湿度環境試験
ライン上に複数のノードアαを設置することで、異なる温湿度環境を用意することができます。
例えば、-10℃の冬場想定と40℃の夏場想定、35℃80%の亜熱帯想定を用意し、順番に試験を行っていくことも可能です。
ロボットアームとの組み合わせ
ロボットアームを用いて自動化された生産ラインにも活用いただけます。
ドアレス構造により、アームの先端がそのまま槽内に入れるので、自動ドアの設置や、ドアの開閉機構の追加の必要がありません。
生産ラインでの低高温通電試験事例&ご提案について、もう少し詳しく紹介したパンフレット(PDF)はこちらをご覧ください。
温湿度環境試験での「寒暖差疲労」改善しませんか
“寒暖差” が、人体に疲労感を与えたり、体調不良の原因になることがあります。
寒暖差が大きくなると、体温を一定に保とうと自律神経が活発に働き、エネルギーを消費するため疲労がたまりやすくなります。 これが寒暖差による「寒暖差疲労」です。
環境試験室に入室し作業する仕事では、夏の暑い時期に、冬場の低温環境を再現した試験をしたり、冬場に高温多湿の試験をするなど、寒暖差の大きい 過酷な条件下で働くことが多くなります。
普段の生活だけでなく、仕事でも “寒暖差”が激しいと体力面や精神面において負担がかかり、疲れを感じやすくなります。
そこで『ノードアα』。 環境試験を大きく変えます!
人への負荷は “手先” のみ。
槽内に試験体だけ出し入れし、触れながら評価ができます。
そして、試験状況の撮影 や 目視確認 ができることも前面がフルオープンタイプの恒温恒湿槽 ならではのメリットです。
試験環境の外に身体をおくことで槽内に温湿度負荷をかけても、寒暖差をもろに受けることがなくなります。
過酷な条件で働く人の環境を守る のが 『ノードアα』です。
作業環境改善のお役に立てたらと思います。
お知らせ
株式会社アメフレックは精密チラー、空調機、環境試験装置、カスタム製品(チラー・空調)の製造及び販売の事業(製造本部)を会社分割し、エスペックサーマルテックシステム株式会社を設立し業務を開始いたしました。