掲載日:2024.12.3
「Python」が遂にオシロスコープで実行可能に!
TEXIO/テクシオ・テクノロジー オシロスコープ MPO-2000シリーズ新登場
Python実行可能!IoT開発にも適した多機能プログラマブルオシロスコープ!
MPO-2000シリーズは、オシロスコープの機能に加え2CHスペクトラムアナライザ、25MHz 2CH 任意波形ファンクションジェネレータ、5,000カウントデジタルマルチメータ、20V / 5W 2CH直流電源を内蔵しています。 またこれらの機能に加えPythonスクリプト機能を導入し、PCを使用せずに小規模の自動テストシステムを実行できるようにしました。
MPO-2000シリーズには、BasicバージョンとProfessionalバージョンがあります。帯域幅に関しては、Basicバージョンは100MHz、Professionalバージョンは200MHz、バスデコード機能に関しては、BasicバージョンはI²C/SPI/UART/CAN/LIN/CAN FD/USB2.0、ProfessionalバージョンではFlexRay/USB-PD/I²Sが追加されます。
製品紹介動画
製品の価格
MPO-2000シリーズ
希望小売価格(税抜) ¥294,000から
• 2024年12月現在の価格になります。
• 価格については、予期なく変更する場合があります。
主な特長
Python プログラム
内蔵のPython APP を変更したり、カーブ描画やGUI 操作メニューを表⽰する独⾃のプログラムを登録できます。Basic バージョンでは、実⾏可能なデモプログラム(USB デバイス制御やGUI を備えたプログラムを含む) の実⾏、Professional バージョンではプログラムの編集ができます。
高速スペクトラムアナライザ機能
オシロスコープから独立した処理系を持ち、高速更新が可能で、従来のスペクトラムアナライザと同様の操作性を持った周波数解析表示ができます。RBWの指定やMAX/MINホールド、平均など解析に有効な機能があります。2ch同時表示、スペクトログラム表示が可能です。
2ch 25MHz任意信号発生機能
最高25MHzの信号発生器を2ch持ち、正弦波、方形波、パルス波、三角波が出力できます。また14ビット、16kポイントの任意信号発生器としても利用可能です。変調機能、スイープ機能やチャンネル連動の機能があります。
3 1/2桁デジタルマルチメータ機能(EXシリーズ)
EXシリーズではオシロスコープの入力とは独立に5000カウント(3 1/2桁)のDMM(テスター)を装備しました。直流電圧、直流電流、交流電圧、交流電流、抵抗、温度の測定とダイオードテスト・導通テストの測定モードがあります。
2ch 直流安定化電源機能(EXシリーズ)
デジタル回路向け2出力(1V~20V可変)の5W直流安定化電源です。3.3V/5V供給のCPUボードなどに利用可能です。過電流保護機能があるため試作ボードでも安心して利用できます。
最大10M/CHの大容量波形メモリ
最大10M/CHの大容量波形メモリを搭載。大容量メモリによりサンプリングスピードが高速な状態で詳細な波形を取得できます。また、メモリ長を選択することが可能です。セグメント機能との組み合わせで現象を的確に現象を解析できます。
120,000波形/秒の高速波形更新と波形表示テクノロジー
120,000回/秒の高速更新とVPOにより各波形ポイントを振幅、時間と信号頻度の3次元でわかりやすく表示します。発生頻度に応じた輝度階調表示でジッタやグリッチなどを視覚的に捕らえることができます。
セグメントメモリ機能
セグメントメモリ機能は、10Mポイントの波形メモリを1から最大29,000のセグメント(メモリ長に依存)に分割しトリガイベント毎に波形を取り込み必要なイベントのみを効率よく観測ができます。また、自動測定と組み合わせると各セグメントの測定値の一覧や測定値の統計表示が可能です。
データログ機能
波形データまたは画面イメージのログをトリガ毎に最大100時間まで保存できます。
自動測定機能+統計機能
自動測定の種類は、電圧(または電流)、時間、遅延の3種類、38項目あり最大8個を画面下部に同時に表示できます。統計機能は、最大1000個の自動測定値の平均、最大、最少、偏差を表示可能。
波形解析に便利なサーチ機能
トリガと別にイベント条件を指定して取り込んだ波形上に条件と一致したマーカを設定できます。 各マーカへジャンプして表示できます。Play/Pause機能を使うと自動的にイベントを順次ステップし観測できます。
デジタルフィルタ機能
この機能は、入力波形に影響なしに高周波または低周波ノイズの除去ができます。フィルタの周波数パラメータを個別CHまたはトラッキング機能により全CHを同じフィルタ周波数に設定ができます。ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バンドパスフィルタの種類とそれぞれの周波数を1Hz~500MHzで設定できます。
I²C/SPI/UART/CAN/LIN のトリガとデコード機能
CAN FD/USB2.0 のデコード機能( 共通バス)
MPO-2000P はFlexRay/USB-PD/I²S を追加
シリアルバスのトリガとデコード機能を標準装備しています。アナログ波形と同時にシリアルバスを解析できます。
豊富なトリガタイプ
トリガタイプは、10種類あり様々な現象にトリガをかけることができます。
マスク機能による波形判定機能
10点までの頂点による閉エリアを最大8個登録して波形判定を行います。
アイパターンの判定やグリッジなどのイレギュラー波形の取込みに有効です。
リモートディスク機能
LANを利用してネットワーク上の共有フォルダをデータの保存先として指定できます。データログ機能と連携して長時間のデータ取得・確認が容易にできます。
周波数解析(FRA)
周波数・位相解析が簡単にできます。実際の現場での発信対策などに効果を発揮します。