(株)菅原研究所 LEDストロボスコープ S-1

掲載日:2024.6.20

LEDストロボスコープ S-1

LEDストロボスコープS-1は、IP54に準拠した防塵防水構造で、堅牢なボディをもつ多機能ポータブルストロボです。
内部トリガー発光では、位相シフト機能によって発光タイミングの微調整が可能です。外部トリガー発光では遅延、分周、スローモーションなど、さまざまな発光機能を装備しています。これらの機能により、モータなどの回転数計測だけでなく、高速回転体・高速運動体の状態観察にすぐれ、また製紙・印刷・紡績工場などでの検査にもお使いいただくことができます。
内蔵のバッテリー駆動も可能で、使用場所を選びません。

主な特長

  • 内部トリガー発光の周波数範囲は30~360,000FPMと超ワイド
  • IP54に準拠した防塵防水構造
  • 内部トリガー発光、外部トリガー発光、角度遅延、時間遅延、分周、スローモーションなどの多彩な発光機能を装備
  • ダイヤルによる簡単設定
  • 印刷機械のエンコーダ信号と印刷面数を用いて発光タイミングの設定が可能
  • さまざまな発光条件にあわせた設定を、最大10件まで保存可能
  • 発光時間は明るさ(%)と時間(µsec)の二通りで設定できます
  • 大容量バッテリー搭載で16時間の連続発光が可能
  • 充電しながらでも使用できます

ご使用例

  • 各種モータの回転速度計測
  • 高速回転・高速運動の状態目視観察
  • 印刷物の色や色ズレ・汚れのチェック、タイミングマークやトンボの位置ズレなどの検査
  • 紡績機械のスピンドル回転数測定やバルーンの観察、織機のタイミング調整など
  • 研究開発部門における高速現象解析・撮影用光源
  • 製鉄ラインでの通板目視検査用光源 など

さまざまな場所での使用が可能

IP54に準拠した防塵防水構造を持ち、大容量バッテリー搭載で16時間の連続発光が可能です。埃や水滴などの周囲環境、また電源の有無を気にせずお使いいただけます。

ストロボスコープに必要なあらゆる機能を装備

内部トリガー発光では最高発光周波数が360,000FPMと非常に高いので、高速回転体の回転数計測や高速運動体の状態観察などにもお使いいただけます。外部トリガー発光の場合には、角度遅延、時間遅延、分周、スローモーションなどの多彩な機能により、入力信号に対して発光タイミングを調整し、照射対象物を最適な状態で観察・検査することができます。
また最大10件まで設定の保存が可能なので、1台で複数の発光条件でお使いいただく場合でも設定を簡単に切り替えられます。

エンコーダ1回転あたりの発光回数を設定できるエンコーダ信号分周機能

印刷物検査の場合、搬送機器のエンコーダ信号と印刷面数から、面倒な計算なく簡単に発光回数を設定できます。
例えば60P/Rのエンコーダで、1回転あたりの印刷面数が7面の場合、お客様が分周比を計算(60÷7=8.5714…)する必要はなく、パルス数「60」と印刷面数「7」を設定するだけです。

ムラのない配光特性

ムラのない配光特性

対象物から30cmの距離で直径約12cmの範囲をムラなく照射します。
超高輝度LEDの採用で明るさも充分です。

発光時間と明るさの調整

発光時間の設定には、「デューティー比設定モード」と「時間設定モード」の二通りがあります。用途にあわせてお選びください。

デューティー比設定モード:
発光周期(1回の発光から次の発光までの時間)の中での発光時間の占める比率を表す「%」で設定します。0.1%から1%まで、0.1%刻みで10段階に明るさの調整ができます。
発光周波数を増減しても光量は設定した比率で一定となります。そのため見える像の明るさが変わらないので、通常の回転数計測などに適しています。

時間設定モード:
発光時間を「µ秒」で設定します。0.1µsecから発光周期の1%まで、0.1µsec刻みで設定できるので、正確な発光時間管理が可能です。発光周波数を増減しても1発光当りの発光時間が一定なので、見える像の鮮明さが変わりません。運動体、回転体の状態観察や、外部同期発光での使用に適しています。

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