掲載日:2024.3.28
ハイブリッドコアを活用、産業・通信に対応したエッジAIとネットワークのワークロード性能を最大効率で処理
Advantech/アドバンテック 第13世代 インテル® プロセッサ搭載 サーバーボード・ネットワークアプライアンス ラインナップ
アドバンテック株式会社は、機器ベンダーやサービスプロバイダが産業および企業ネットワークエッジアプリケーションを加速させる4つの新製品(ASMB-588、ASMB-788、ASMB-610V3およびFWA-3034)を発表しました。3つのサーバーボード、およびネットワークアプライアンスは、より多くのコア、スレッド、キャッシュ、高速メモリを搭載した新しい第13世代インテル® Core™プロセッサをベースに、演算処理量の多いエッジユースケースに対応します。
産業界や企業は、増加する接続デバイスを管理し、エッジから生成されるデータを競争優位へと変えるインテリジェントなエッジを構築するためのインフラストラクチャ変革を行っています。アドバンテックの新しい製品群は、第13世インテル® インテル CoreTM i9/i7/i5/i3プロセッサを統合し、最大24個の高性能ハイブリッドコアと32スレッドで強力なマルチタスク処理を行い、IoTエッジの変革を加速します。新しいプロセッサ・ファミリーは、一部のモデルで最大PCIe 5.0接続、DDR5メモリ、より高いL2/L3キャッシュに対応し、ワークロードの優先順位をより高速に制御することが可能です。さらに、Intel® Deep Learning Boostによるハードウェア対応のAIアクセラレーションと、高いコア数、および統合グラフィックスとの組み合わせにより、AIトレーニングとインフェレンスでのGPUによる画像分類性能を高速化します。
サーバーボード
産業機器メーカーは、マシンオートメーションやマシンビジョンなどのエッジAIユースケースでASMB-588、ASMB-788、ASMB-610V3マザーボードをご利用いただけます。これらのマザーボードは、標準的なmicroATXおよびATXフォームファクター、またはアドバンテックのHPC-6120ショートデプスエッジサーバーシャーシにバンドルされた柔軟な実装オプションを提供します。これら3種の産業用マザーボードでは、最大128GBの最新のDDR5 ECC/Non-ECC UDIMMと豊富なPCIe拡張スロットに対応することで、計算集約型のエッジAIユースケースで効率的な運用が可能です。低消費電力、コンパクトサイズ、広い動作温度範囲のソリューションを必要とする産業用エッジ環境に最適な製品です。
ASMB-588 MicroATXマザーボード
- 第13世代インテル® CoreTM プロセッサ
- DDR5 UDIMMスロット×4
- PCIeスロット×3(PCIe 5.0 x16×1、PCIe x4×2)
- USB 3.2ポート×6、SATA3ポート×5
- クアッド/デュアルLANポート
- IPMI搭載
ASMB-788 ATXマザーボード
- 第13世代インテル® CoreTM プロセッサ
- DDR5 UDIMMスロット×4
- PCIeスロット×5(PCIe 5.0 x16×1、PCIe x4×4)
- USB 3.2ポート×7
- SATA3ポート×4
- クアッド/デュアルLANポート
- IPMI搭載
ASMB-610V3マザーボード
- 第13世代インテル® CoreTM プロセッサ
- DDR5 UDIMMスロット×4
- PCIeスロット×3(PCIe 5.0 x16×1またはPCIe 5.0 x8×2、PCIe x4×2)
- USB 3.2ポート×5
- SATA3ポート×4
- クアッド/デュアルLANポート
- IPMI搭載
工場現場におけるクラウド、仮想化、AI技術の採用拡大により、運用技術と情報技術は融合しています。これらの新しいマザーボードは、最新の第13世代インテル® CoreTMプロセッサテクノロジーを活用し、機器ベンダーがよりインテリジェントで持続可能な産業用エッジを構築できるよう、より高速で効率的なAIソリューションでエッジの変革を加速させます。
ネットワーク・アプライアンス
ネットワーク機器ベンダーや通信サービスプロバイダにとって、新しいFWA-3034ネットワーク・アプライアンスは、ソフトウェア定義WAN(SD-WAN)や次世代セキュリティ・アプリケーションのスループットをアップグレードするものです。このソリューションは、新しい13世代インテル® CoreTMプロセッサの性能を最大24個のハイブリッドコアまで拡張し、増大するエンタープライズ・ネットワーキングとセキュリティの課題に対応します。また、1GbE、2.5GbE、10GbEの豊富なネットワーク・インタフェースを備え、幅広い導入ニーズにも対応します。また、ネットワークメザニンカードスロットを追加することで、イーサネットポートやPoEポートを追加で搭載することも可能です。4G LTEまたは5Gワイヤレス接続は、M.2スロットを介して対応されています。FWA-3034は、ダウンタイム、サービス中断、オンサイトサポートのコストを最小限に抑えるために、高信頼性を目指して設計されています。また、Redfishに対応したアドバンテックの管理プラットフォームを統合し、フェイルセーフリモートBIOSやファームウェアアップデート、アドバンスドLANバイパス、デュアルパワーモジュールなどの高度な機能を備えており、ビジネスに不可欠な通信アプリケーションに理想的な製品となっています。
FWA-3034 ネットワーク・アプライアンス
- 第13世代インテル® CoreTMプロセッサ
- 2x DDR5 UDIMM
- 8x 2.5Gb RJ45
- 2x 1Gb SFP
- 2x 10Gb SFP+ポート
- 1x NMCスロット
- 1x PCIe 4.0 x8スロット
- 1x M.2 for 5G/4G LTE or Wi-Fi module
- 2x internal 2.5″ SATA SSD/HDD
- 1x SATA SSD or PCIe 4.0 x4 SSD
- BMC、IPMI v2.0 with Redfish 対応
新しいユビキタスエンタープライズ環境において、ユーザーは変化するビジネス要件や増大するセキュリティ脅威に対応するため、より高いパフォーマンスと柔軟なプラットフォームを望んでいます。最新の第13世代インテル® CoreTMプロセッサを搭載したこの新しいアプライアンスは、企業ネットワークのパフォーマンスをアップグレードし、機器ベンダーやサービスプロバイダが単一アーキテクチャでスループットを拡張し、分散型企業の新しい課題に対処できるよう支援します。