掲載日:2023.11.10
複数台の組み合わせで、増設も多相化も。DPシリーズの安定した出力性能を継承
エヌエフ回路設計ブロック/NF Corporation プログラマブル交流電源 DPシリーズ 単相 2 kVAモデル DP020AS 新発売
DPシリーズの安定した出力性能をそのままに、複数台接続による容量拡張と多相化に対応します。
単相2 kVA・3Uの1モデルをシステムケーブルで接続するだけでシステムアップが可能。増設も組み替えも容易です。
フレキシブルなシステム構築
単相 2 kVA 〜 18 kVA
単相3線 4 kVA 〜 12 kVA
三相 6 kVA 〜 18 kVA
広帯域 DC, 1 Hz ~ 5 kHz
交流出力 0 V ~ 350 Vrms
直流出力 0 V ~ ±454 V
製品の価格
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主な特長
出力機能・特性
- AC/DCモード : AC、ACHF、ACDC、DC
- 出力電流変動 : ±0.1 V(50 V ~ 160 V)/±0.2 V(100 V ~ 320 V)(出力電流を最大電流の0% ~ 100%に変化させた場合、DC, 10 Hz ~ 100 Hz)
- 波形ひずみ率 : 0.3%以下(40 Hz ~ 550 Hz)
- 効率 : 80%以上
計測機能
電圧・電流・電力に加えて、負荷力率・クレストファクタ、さらに50次までの高調波解析に対応します。
計測項目
- 電圧:実効値、直流平均値、ピーク値
- 電流:実効値、直流平均値、ピーク値、ピークホールド値
- 電力:有効電力、皮相電力
- 高調波解析※:50次まで
- 負荷力率
- クレストファクタ
- 同期周波数(外部信号入力 SYNCモード時)
※IEC規格等に適した測定ではありません。
電流リミッタ機能
ピーク値(正負)および実効値で電流を制限できる電流リミッタを装備。負荷の異常動作によって過電流が発生した場合の保護に有効です。また、突入電流が大きい負荷でも、リミッタで電流を制限することで継続的な駆動が可能なので、突入電流に合わせて電力容量の大きな電源を導入する必要がありません。
- 設定
正負電流ピーク値、電流実効値
- リミッタ動作
自己復帰(連続)または出力オフ
出力オフまでのリミット状態継続時間を指定可(1s ~ 10s、分解能 1s)
シーケンス
周波数、電圧などのパラメタをプログラムして順次出力。パネル面または別途提供のコントロールソフトウェアから設定。ソフトウェアを使えば、長大で複雑な出力パターンも容易にプログラムできます。
- 設定項目 : ステップ時間、出力レンジ、AC/DCモード、直流電圧、交流電圧、周波数、波形、ステップ開始位相、ステップ終了位相、位相角、ステップ終端、ジャンプ回数 など
- ステップ数 : 最大255(1シーケンス内)
- シーケンス制御 : 開始、停止、ホールド、リジューム、ブランチ1、ブランチ2
- メモリ数 : 5(不揮発性)
電源変動試験
電源ラインの異常をシミュレーション。試作品の評価や製品検査における各種電源変動試験に対応します。パネル面または別途提供のコントロールソフトウェアから設定。
※IEC等規格試験の本試験には対応していません。
- 設定項目 : ステップ時間、出力レンジ、交流電圧、周波数、ステップ開始位相、ステップ終了位相、トリガ出力 など
- ステップ数 : 6(初期、定常1、移行1、異常、移行2、定常2)
- 波形 : 正弦波
- メモリ数 : 5(不揮発性)
クリップ正弦波・任意波形
クリップ正弦波:正弦波のピークをクリップさせた電圧波形を出力できます。3種類をメモリに保存できます。
- CF設定範囲 : 1.10 ~ 1.41
- クリップ率設定範囲 : 40.0% ~ 100.0%
任意波形:16種類の任意波形をメモリに保存できます。任意波形は、コントロールソフトウェアを使用して簡単に作成できます。
- 振幅分解能 : 16 bit
- 波形長 : 16 kワード
カスタム対応
定電流出力(CC モード)
CCモードを追加可能です。
磁界発生用途や、ブレーカやカレントトランスの検証など、各種電子機器の試験用電源としての応用が広がります。
- 最大電流 20 A / 10 A(増設により最大180A)
- 最大電圧 227 V / 454 V
- 広帯域 DC, 1 Hz ~ 1.5 kHz
- ACDCモードや信号源の選択なども可能
- 増幅器としても利用可能