KULIは熱の流れに着目し、熱エネルギーマネジメントに特化した1D-CAEソフトウェア

掲載日:2023.2.1

KULI は、コンポーネントの単体試験データを基に、車両の熱・エネルギーのマネジメントを行う一次元解析ソフトウェアです。コンベンショナルな冷却システムのみならず、車両の電動化システムにも対応しており、エネルギーの最適なマネジメントが可能です。ソフトウェアを活用し、設計段階で、パラメータスタディや最適化検討を行うことにより、設計品質の向上、コスト・開発期間の削減に貢献します。

熱エネルギーマネジメントに特化した1D-CAEソフトウェア イメージ

わかりやすいGUIと短い計算時間による1Dシミュレーション

  • エンジニア目線で開発されたKULIは冷却システムモデルを容易に作成
  • 短い時間での計算結果はポストプロセッサに保存され、任意のアウトプット表示が可能

わかりやすいGUI

熱マネジメントが重要視されているHEV/EV開発で効果を発揮

  • 走行サイクルでの温度推移や、予測航続距離算出が可能
  • バッテリーを特定の温度範囲内におさまるよう管理することで、バッテリーの高効率、長寿命の実現

1Dシミュレーション グラフ

1Dと3Dの連携シミュレーション

  • 開発初期段階のKULIによるシミュレーションは設計方針を決定に有効
  • 開発中~下流の段階で、CFD解析データを利用したシミュレーションが可能
  • より詳細に局所の熱伝達率や空気温度を出力

1Dと3Dの連携シミュレーション イメージ

KULIとMatlab/Simulink ®の連成

  • Matlab/Simulinkで設定したコントロールシステムの制御を、KULIで使用する事も可能
  • Simulink-Controllerを使用して、Simulink内のコンポーネントを操作

KULIとMatlab/Simulink ®の連成イメージ

客室快適性とEV航続距離は密接に関係

  • 初期温度によってエアコン/暖房を使用することで、航続距離に差が出てくる
  • 効率の良い客室冷却/暖房、効率の良いバッテリー/EVコンポーネント温度管理で航続距離が向上

客室快適性とEV航続距離の関係(グラフ)

車両ベンチマークモデル

  • 三菱 i-MiEV、TESLA モデルSの車両熱マネジメントモデルを無償提供 ※KULIライセンス所有者に限ります
    (Jaguar i-PACE 、TESLA モデルYも近日リリース予定)
  • TESLA モデルYのオクトバルブモデルはすでにライブラリで利用可能
  • 環境条件、運転条件を変えることで様々な環境下での走行をシミュレーション可能
  • 既存の車両モデルにコンポーネントやシステムを組み替えることで、車両として性能(冷却性能、消費電力、航続距離など)を比較・確認することが可能

車両ベンチマークモデル イメージ

KULIのモジュール構成

  • メインプログラムとなるKULI baseに、必要に応じて他のモジュールを付け加えて機能を拡張

KULIのモジュール構成

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