掲載日:2013.1.11
FAST-3000の進化型 FTIR排出ガス分析装置
岩田電業(株) FTIR排出ガス分析装置(省電力・可搬型) FAST-2500/2570/2700/2770
エンジンをはじめ様々な燃焼装置から排出されるサンプルガスに含まれる多種多様な成分をFAST-2500/2700はガスセル容量 200CCの高速・連続で測定する分析装置です。FAST-2570/2770はサンプルガスセルが70ccの超高速・連続で測定する分析装置です。
5Hzの高速サンプリングで過渡現象も正確に測定できます。又、測定中のサンプルスペクトルで240種類以上の豊富な検量スペクトルライブラリーを使い、未解析の成分の再分析や同定・定量なども行うこともできます。
FAST-2500/2570/2700/2770は、FASTシリーズをご導入頂いた国内最先端のお客様のご要望・ご助言と当社のノウハウを基に設計・開発した最新モデルです。
研究開発や認証ベンチを想定した充実した機能と省電力を図り、試験室間の移設を考慮した小型化で可搬性を高め、稼働率向上が更に向上した、FAST-2500/2570は電源電圧AC100V、FAST-2700/2770は電源電圧AC200Vの省電力仕様モデルです。
FAST-2500/2700の詳細はこちらのカタログ(PDF)をご覧ください。
FAST-2570/2770の詳細はこちらのカタログ(PDF)をご覧ください。
主な特長
- 2か所を同時に測定する場合、2台の並列運転を行うため遠隔操作ソフトが装備可能です。(操作、測定値統合機能)
- サンプルガスラインとスパンガスラインは1ラインで移動が簡単な省電力タイプです。
- 1個の検出器で測定するため各ガス間の時間軸のズレがありません。
- N2O、NH3、CO、CO2、NO、NO2、THCなど32種のサンプルガスが同時に測定可能です。
- 低流量から最大毎分6NL/minまでサンプリングが可能で触媒試験機にも対応できます。
- アナログ・デジタルの入出力、温度入力などオプション機能も充実しています。
- 測定温度は113℃、150℃、191℃のいずれかを画面で設定・変更可能です。
- スパンガスが不要なため設備が簡素化され、運転コストが大幅に削減できます。
- 移動・接続が簡単で複数の試験室で共用でき、稼働率の向上と投資コストの削減が図れます。
- ウエット濃度とドライ濃度測定表示が可能です。
- 暖気時間のロスを解消するタイマー機能が標準装備です。
- 測定とデータ整理に便利なイベントマーク機能を装備しています。
- 判り易い日本語表示の操作画面とグラフ表示画面が更に使い易くなりました。
- 検量スペクトルライブラリーは240種類以上標準添付します。
- 当社独自の自動補正機能及び自己診断機能を装備し、安定した分析を行うことができます。(独)交通安全環境研究所様と共同特許取得(現:(独)自動車技術総合機構交通安全環境研究所)
- スパンガスライン1ラインを兼ね備えているため測定結果が正しいか標準ガスで確認することが可能です。
- 逆洗浄機能付きのため検出部以外の配管等の逆洗浄を行います。
- 前面カバー付きで機器の各スイッチに触れることが無く安全性も配慮した設計です。