掲載日:2020.12.24
業界最小サイズ ラックマウント型 直流安定化電源
TDKラムダ/TDK Lambda 直流安定化電源 「GENESYS+シリーズ」
GENESYS+シリーズは、現行販売機種Genesysシリーズの上位機種として、小型化、高性能化を実現した電源です。出力電圧/電流の低リップル化・高速応答化・高精度化の実現により、要求の厳しい評価試験にも対応可能。また、定電力制御やスルーレートコントロールなどの新機能が追加されております。通信インターフェースはLAN、USB、RS-232C、RS-485、アナログ絶縁ボードが標準搭載されており、オプションでGPIB、EtherCAT、Modbus-TCPにも対応しております。通信プロトコルは計測分野で求められるNI-VISAに適合し、SCPIコマンドでの設定が可能です。さらに並列接続も容易な設定方法で行うことができ、拡張性にも優れています。効率においても最大効率92%の高効率設計によって、環境負荷低減に貢献します。
1kW,1.5kWモデル フロント 1kW,1.5kWモデル リア
1kW,1.5kWモデルは横幅が半分に小型化されたハーフラックサイズ(W: 214mm×H: 43.6mm×D: 432mm、重量: 3.5kg)がラインアップされており、同等の電力帯のモデルでは業界最小のサイズです。※1kWはハーフラック/フルラックの2モデルラインアップあり
【用語集】
- スルーレートコントロール:立ち上がり、立ち下がり時間の制御。
- NI-VISA:NI社によるVISA(Virtual Instrument Software Architecture)。
- SCPIコマンド:SCPI(Standard Commands for Programmable Instruments)言語のコマンド。
- フィールドバス:PLC(プログラマブルロジックコントローラー)、センサなどの監視機器、制御機器が接続されているネットワーク。
- EtherCAT:Ethernet for Control Automation Technologyの略。Ethernet(コンピュータや電子機器をケーブルで繋いで通信するネットワーク規格の1つ)に基づくフィールドバスシステム。
- Modbus-TCP:Modicon社がPLC向けに策定したシリアル通信プロトコル。
- GPIB:General Purpose Interface Busの略。コンピュータと計測器とのインターフェースの国際標準規格
主な特長
【主な特長と利点】
豊富なインターフェースに対応
- LAN、USB、RS-232C、RS-485、アナログ絶縁ボードを標準搭載
- オプション通信インターフェースとしてGPIB、Modbus-TCP、EtherCATを追加ラインアップ。また今後もオプションインターフェースをさらに追加拡充予定。
ラインアップ
- 容量:1kW、1.5kW、1.7kW、2.7kW、3.4kW、5kW、7.5kW、10kW、15kW、22.5kW
※1kWはハーフ/フルラックサイズの2モデル、1.5kWはハーフラックサイズをラインアップ
- 出力電圧(DC):10V、20V、30V、40V、50V、60V、80V、100V、150V、200V、300V、400V、500V、600V、1000V、1500V
(※容量帯により未対応の電圧モデル有り) - 専用ケーブルの接続のみで容易に並列運転の設定が可能
- 10kW、15kW、22.5kWを1ユニットとしたスケーラブル並列モデル(GSP、GSPLモデル)もラインアップ
スケーラブル並列
- 専用ケーブル1本の接続で自動的にマスター/スレーブを検出しパラメータを設定
- バス接続による高速応答性を実現
各種機能
- CV(定電圧)・CC(定電流)制御に加え、CP(定電力)制御も搭載
- メモリ機能搭載
- スルーレート機能搭載
- 内部抵抗制御搭載
ワールドワイド対応の安全設計
- UL61010-1、CSA22.2 No. 61010-1、IEC61010-1、EN61010-1認証取得
サービス
- 出力電圧/電流の設定・制御・データロギングを行うソフトをWEBより無償ダウンロード可能
- 無償保証期間5年
【主要用途】
- 自動車関連設備の検査、バッテリーの充電・検査
- 半導体・液晶関連設備での抵抗加熱コントロール・磁場発生用途
- 各種電着、電解剥離装置
- 疑似バッテリーとして各種評価試験
- 工業用自動機器、一般産業機器 など
■ ラインナップ
■ 型名呼称方法