掲載日:2020.10.28
高調波解析による非接触型電気設備診断
日本メカトロン/MECHATRON 故障劣化予知診断(高調波診断) Ks-series
高調波診断とは2次から40次までの高調波を使用して診断します。その組み合わせにより電気設備の不具合箇所が特定できます。
高調波診断(Ks-series)により「モータ」「機械」「インバータ」「電力用変圧器」「コンデンサ」などの異常・劣化が診断できます。
非接触・活線診断
設備停止を行わないため、調査が可能です。活線状態でしか測定できない劣化症状(過熱、放電現象、漏れ電流など)調査も可能です。
機械系・電気系の診断が可能
設備の状態を把握するセンシング技術と、異常を予知するための解析技術を電流や電流中の「高調波」を詳細に分析・診断し、数値化し、評価する診断器です。
診断結果報告書
取得した高調波成分からモーター部4か所・負荷部・4か所・インバータ部4か所、それぞれの診断結果をA・B1・B2・B3・C判定、不平衡率と併せて総合判断。
故障劣化予知・予測曲線
定期的な診断を行う事で、故障予知劣化、予測曲線を可能に。設備機器の寿命延⾧に繋げます。
故障劣化予知診断(高調波診断) Ks-seriesの詳細はこちらのカタログ(PDF)をご覧ください。
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主な特長
- インバータ・コンバータの活線診断が可能!
- 最も経済的な設備保全の実現!
- 具体的な保全の対策案を提示!
- 難しい診断結果が不要!
- 人工知能搭載により診断精度UP!
診断対象設備
- 交流電動機:モータ部、負荷部、インバータ部
- 直流電動機:モータ部、負荷部、コンバータ部
- 電力用変圧器:モールドトランス・油入トランス
- 電力用コンデンサ:力率調整用コンデンサ
- 発電機:原動機のディーゼルエンジン及びタービン
- 無停電電源(UPS)
診断機「KSシリーズ」、および診断技術に関する特徴
1.非接触診断
分電盤のケーブル部分に高調波センサーを近づけて高調波成分を測定します。
分電盤内での測定ですので、水中ポンプや隠蔽された設備の診断もOK。
測定から診断まで、わずか10秒のスピード判定です。
2.活線診断
運転状態で診断OK。設備を停止させることなく診断できます。
3.専門家でなくても診断可能
診断結果は5段階(診断結果はプリントアウト可能)
A:正常
B1:約1年は運転に支障がない劣化
B2:約6か月は運転に支障がない劣化
B3:約3か月は運転に支障がないが修理、交換の準備が必要な劣化
C:異常
4.持ち運びが容易で携帯型
3.7kgで電池内臓式なので100Vコンセントに接続する必要性はありません。
5.予知保全
診断結果は5段階以外に、異常・劣化度合を数値化した定量値での出力も可能です。傾向管理を行うことで劣化予測、予知保全の強力なツールになります。
◆既に多くの業種でご導入頂いています。
自動車製造業:交流電動設備、直流電動設備、変圧器、コンデンサ
製鉄業:自家発電設備・変圧器・空調設備・交流電動設備・給排水設備
化学製品製造業:交流電動設備・直流電動設備・空調設備・給排水設備
産業用機器製造業:空調設備・給排水設備・自社製品メンテナンス保守
保守点検サービス業:エレベータメンテナンス・空調・給排水設備メンテナンス・プラントメンテナンス・受配電設備メンテナンス
◆導入効果
①コスト削減:取替周期の延長、点検整備の削減
②トラブルの事前防止:偶発故障の防止、予知保全が可能
③信頼性の向上:災害の未然防止、計画生産の遂行
④生産性の向上:不良製品の減少、トータル生産保全
⑤安全性の向上:非接触診断のため活線測定が可能
⑥品質の向上:設備機器の性能維持、周辺設備への誤動作防止
⑦故障機器廃棄物の削減:3R化により資源の有効活用
◆他の測定器・診断機にない技術的優位点
①異常運転状態の検出可能(据付不良、共振等)
②劣化部位、劣化時期の予測が可能(3点法による管理)
③インバータ動作状態を活線で診断可能
④エアギャップ不均一検出からモーター効率算定が可能
⑤モーター絶縁の初期劣化を活線で診断可能