掲載日:2014.9.30
JMAGと連携可能なMATLABを使用したバーチャルモータ&コントローラのご紹介
MATLAB・JMAG・RTSim モータソリューションセミナー2014(終了)
- 期間
- 2014年11月18日(火) 13:00 ~ 17:30
- 会場
愛知県産業労働センター ウインクあいち
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38 (12階、1202室)JR・地下鉄・名鉄・近鉄 名古屋駅より、桜通口からミッドランドスクエア方面 徒歩5分、ユニモール地下街5番出口から 徒歩2分
※盛況のうち終了となりました。多くのご来場ありがとうございました。
モータ制御システムのモデルベース開発のツールとしてMATLAB、JMAG、リアルタイムシミュレータRTSimが使われ、MOTOR-HILSへの関心が高まってきています。これらのツールを使用したモータ制御の研究・開発に関わる最先端応用事例と成果の紹介を致します。
学術分野をリードする著名な研究者に技術動向の背景と展望を解説していただき、更にリアルタイムシミュレータRTSimを高速コントローラやバーチャルモータとして使用した最先端のモータ制御の研究・開発事例の紹介をしていただきます。
主 催:穂高電子株式会社
共 催:株式会社JSOL ( http://www.jmag-international.com/jp/ )
ディエスピーテクノロジ株式会社 ( http://www.dsptec.co.jp/ )
セミナー内容
【基調講演】
・芝浦工業大学 工学部 電気・電子学群 電気工学科 准教授 赤津 観 氏
「RTSimを用いたPMモータの高性能制御」
JMAG-RTでのモータモデルを実時間で動かすことにより得られる様々な高性能制御手法をご紹介致します。
特に電流応答(トルク応答)の高速化に着目した電流制御方法について、解説致します。
・名古屋大学 大学院 工学研究科 電子情報システム専攻 教授 道木 慎二 氏
「電源電圧を使い切るモータ制御技術」
近年、注目を集めている自動車やロボットのような移動体のためのモータ駆動システムでは、モータ自体において飽和領域を積極的に利用した最適設計、また、電力変換器においても電源電圧の利用率向上が可能な過変調・矩形波駆動の利用により、システムの高出力・高トルク密度化が図られている。
その結果、モータ・電力変換器は制御対象として非線形化し、既存の線形制御理論では、限られた電源電圧の下で、その性能を十分に発揮させることが難しくなりつつある。
本講演では、近年の(そして今後、しばらくは期待できる)プロセッサの高性能化、メモリの大容量化、それらの低価格化を見込むことで、非線形化したモータ、非線形化した電力変換器を制御対象として電源電圧を使い切るモータ制御技術とその実施例を紹介する。
ベンダーによる製品のご紹介
・ディエスピーテクノロジ株式会社
「ビヘイビアモデルを用いてモータ制御する組み込みコントローラ」
ビヘイビアモデルを使用してPMモータ、SRモータを制御する特徴、開発したビヘイビアモデルを実装できる組み込みコントローラの構成、開発環境、使用例を紹介します。
・株式会社JSOL
「モデルベースデザインを推進する高精度モータモデルJMAG-RTのご紹介」
EV/HV車など高度化、大電流化、複雑化するモータドライブシステムへの要求にこたえるためには、より高精度なモータモデルを使ったシミュレーション環境が必要となります。
モータシステムの設計不整合による手戻りは、開発コストの増加だけでなく製品のリリースにも影響を与えるため、製品としての市場価値を失うことにもなりかねません。
本セッションでは、モータ開発のツールとして定評のある電磁界解析ソフトウェア「JMAG」と、モータ設計者が作成したモータモデルの特性をそのままMATLAB/Simulink/RTSimに取り込むことを可能にしたソリューション「JMAG-RT」を
ご紹介します。