掲載日:2020.8.26
アプリケーションと便利な機能
■DC / DC コンバータの評価試験に
DC / DCコンバータの特性評価に以下の機能が有効です。
・本器2台の同期測定により入力電流と出力電圧/電流を同時測定
・バイポーラ出力によって、±ソース、±シンクが可能。一般的な電子負荷では不可能な0V のシンクが可能です。
■ダイオードVFの温度依存性評価に
パワー・ダイオードなどの特性試験は、自己発熱の影響を避けるため、パルス電流を印加する方法が有効です。
電流パルス・スイープ機能とパルスに同期した電圧測定を行うことで、大電流においても正確なVF 特性試験が可能です。
■容量性負荷のオーバ・シュート防止に
容量性負荷では立上がり/ 立下がり時にオーバ・シュートが発生し、被測定デバイスの損傷や出力が不安定になります。
6253 では可変スルー・レート(SR)機能によって、電圧の波形を緩やかにすることができ、オーバ・シュートを防ぐことができます。
■平均電流測定に【可変積分機能】
6253では、100 μs ~ 1000 msまで任意の積分時間を設定することができますので、携帯電話やLCD などの平均消費電流を簡単に測定することが可能です。
AD 変換器自体の積分時間を任意に設定でき、アナログ量で積分するため、デジタル方式と違い積分時間中の波抜けが起こらず正確な平均値が測定できます。