掲載日:2020.3.31
医用電子機器を対象としたEMC試験要求事項IEC60601-1-2:2014( 第4版 ) の内容を反映させた国内規格が発行されました。これに合わせて、国内の表現も従来のEMC(電磁両立性)からEMD(電磁妨害)へと切り替わることとなります。
発行から適応までのスケジュールについては以下の通りとなります。
国際規格IEC 60601-1-2:2014が2019/1/1 に強制適用となったことと合わせ、機器を輸出するメーカだけでなく、国内販売のみのメーカもEMC試験を準備していく必要があります。
また、JIS T 0601-1-2:2018 では、自動車EMC規格 (ISO7637-2) に加えて、航空機 EMC 規格 RTCA/DO-160G の試験要求も追加されています。ドクターヘリなどに搭載される心電図モニターや人工呼吸器、自動吸引機など機内の電源に接続される機器は、民間航空機の電源入力試験であるRTCA/DO-160G をクリアする必要があります。
菊水電子工業(株)のPCR-WEA/WEA2シリーズは商用電源のEMCに加えて、航空機EMC試験規格にも対応可能です。